マレーシアの空の檻が多いが超楽しい動物園

マレーシア国内旅行

マレーシアにももちろん沢山の動物園がある。有名どころでいうとやはりクアラルンプールにある国立動物園、Zoo Negaraであろう。が、今日は全く違う動物園を紹介しよう。

それはTerengganu州(トゥルンガヌ州)にあるZoo Kemaman (ズー・クママン)である!!!

まず初めに言っておくが、万が一日本からこの動物園に行こうとしても交通手段が皆無。皆無とは何を意味するかというと、、、飛行機でまずはトゥルンガヌまで辿り着き、そこからレンタカーを永遠と運転せねば辿り着かない旅行超上級者でしか辿り着かない僻地にある動物園。バスなんてもちろんない。

我らがオランウータン。オランは人、ウータンは森、という意味だ。マレーシアの誇りの一つ。

僕(FUMI)の家族のようにクアラルンプールから車を飛ばして行ける環境になければ正直色々な面で厳しいが、マレーシアの本当の田舎を経験したいのであれば痛みは伴うものである。

ちなみにマレー半島の北東に位置するKijalという小さな町のさらに山奥にある動物園である。その地域は正直なにもなく、だが自然の宝庫で海が好きな人や自然が好きな人にとっては天国。もちろん釣り人にとっても天国。

もちろん英語など99,9999%通じない。マレー語しか通じない。その園どころか、その地域全域でマレー語しか通じない。身振り手振りでなんとかクリアーできる旅行上級者にしか辿り着けないであろう。

が、そんな苦労の果てに園の入り口に辿り着いたとしても、園が閉まっている可能性すらある。実際に我々が園に辿り着いた時、たまたま園従業員的なお兄ちゃんが閉まっているゲートの内側にいたので話しかけると、お昼の12時に閉まって、14時半に再度開園するのでその時に戻ってきてくれ!とのことだった。つまり我々家族も門前払い。笑

あはは。って笑って過ごせないといけないぜ。そんなの世界では常識。時刻表通り物事が進むのはあなたの住んでる国くらいだぜ。

もう一度いうが、会話はもちろん全部マレー語。英語なんて1ミリも通じない。僕(FUMI)はマレー語が話せるのでまぁ理解はできるが、万が一マレー語が話せなくてもなんとか人間力でやりくりできない方にはオススメできない。

ちなみに14時半に園に戻ってみたが、もちろん園は閉まっていた。笑


開園したのは実に15時であった。このあたりもマレーシアでは当たり前の話であるから、それに対して文句をつけたり、怒ったりする人々には向いていない。

オフィシャルウェブはこちら

上記のリンクがオフィシャルサイトだ。だが一つだけ教えておこう。オフィシャルウェブだろうがなんだろうが、それを信じるかどうかはその人次第である。真面目に政治家みたいに正義を振り翳してそれを鵜呑みにして、その情報が万が一間違っていたら怒鳴りつけるような人々にはマレーシアはそもそも向かない。これだけは教えておく。マレーシアはそんな土地ではない。まぁ自分の目で確かめると良い。

水が1RM(約33円程度。園外よりもやすかもしれぬ、、、。笑)

マレーシアには熱帯雨林独特の生物が沢山住んでいて、特にマレートラや蝶類などは有名である。それらを見るにはやはり動物園が一番手っ取り早い。ジャングルを歩き回って野生のそれらに出会う確率は限りなく低いし、安全性を考えてもいかがなモンかと思う。人間の「見たい」という欲をうまく刺激しつつ、自然保護や研究を重視した最高の施設が動物園と言っても過言ではない(個人的意見です)。

上記の写真は入場料金と園のマップ。(マップはもちろんリーフレット、つまり実物のパンフレットは置いておらず、自分で看板の写真を撮っておかないと厳しい。笑)

外国人大人:20RM (13歳以上)
外国人子供:15RM (13歳まで)


ちなみに入口にあるチケット販売所ですらもちろんマレー語だけだからよろしく。

クアラルンプールの国立動物園(Zoo Negara) の入園料が外国人の大人が一人88RMなのを考えると(2025年1月現在)とっっっっっってもリーズナブルな入場料!果たして園のクオリティーは、、、、???

ちなみに上の写真にあるように、もちろんマレーシア国籍の人々はもちろんこれよりも安い入場料である。当たり前の話だ。我々外国人は税金を払っていないのであるから。これ、基本的思想。どこかの国も見習ってほしい話である。外国に頭をペコペコ下げているような国に未来はない。っていうかもう現状でも絶賛崩壊中。笑

この園にいる動物たちを紹介しよう。僕の記憶に残っている限りで、、、

マレートラ(ハリマウ、超絶滅危惧種。マレーシア全土に残り200匹しかいない)
オランウータン
ワニ類
シマウマ
シカ類
アジアゾウ
マレーバク
鳥類(沢山)
ヒクイドリ
ダチョウ
ホーンビル(超かわいい)
エミュ
ヘビ沢山
カメ沢山
魚類
キングコブラ!
猫(園内に沢山ノラちゃんがいる。かわいい)
ヤブ蚊(日陰が多いので蚊除けスプレーを持参するとよいだろう)

キングコブラちゃん。かわいい。

園内には大きな樹木が沢山植林されているので日陰が多い!他のマレーシアの動物園は日除けがほぼほぼ皆無であることからしてもこの動物園は見て回るには最適の園であるのは確実。僕らのようにマレーシアに長年住んでいる者からしてみてもこの日陰さえあればどんなに長時間でも過ごせる素晴らしい園である。(気温はもちろん年間を通して33度程度なので暑いけどすぐに慣れる)

この農業用トラクターで園の中心地までヒトを運んでくれる。歩いてもたかが4分程度だが、乗っておいて損はない。

ちなみにこの園は人間の数よりも動物の数が圧倒的に多い園である。我々が園を一周する間にすれ違ったヒト科はおそらく20名程度であろう。笑

髪の毛が金色な鳥。かわいい。
カワウソは人恋しいのか、近づくとずっとキューキューと擦り寄ってくる。可愛すぎる。


そして、このブログにある通りこの園は田舎に位置していることもそうかもしれぬが、空のケージが非常に多い。実に園の半数が空っぽの檻である。

レストランも売店も半数程度が閉鎖しており、通路さえ枯れ葉が積もっている場所が非常に多い。だが、面白いことにそれらの空の檻のセクションすら徒歩で通れるという部分だ。それらの空の檻を見ていると人間の愚かさと人間のちっぽけさと、人の夢とさまざまな物に出会える。そして自分の愚かさを考え直すよい通路である。

そんな風景すら楽しめる動物園である。

ちなみに僕の家族(妻と娘)の評価は

100点

である。

なぜ100点か?それはさまざまな理由がある。人が少ない、従業員がとても人間っぽい、案内が少ない分自分達で冒険できる。日陰が多い、動物たちが自由すぎる、、、。それはそれは3時間いても気温に負けないほど楽しい場所だからである。

たしかにクアラルンプールにある国立動物園(Zoo Negara)よりも広いし、日陰は多いし、3時間我々は滞在したのだが全く疲れなかった。

さあみなさん、自分の人間力を試しにZoo Kemamanに出向いてみよう!!!

※ちなみに、、、、閉園時間が不明だったので従業員のおネイさんに尋ねたところ「チケット購入は17時までだけど、閉園時間はあまり決まってないから適当に入口から出てね!」とのことだった。笑

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