世界の人々が移住したい国ランキング、そして日本人の海外移住者数の現状をまとめた記事をヤフーで見かけた。思わずクリックして記事を読んでしまった。
簡単にまとめると移住したい国1位がカナダ、日本人の移住者数トップは現状アメリカということである。そして世界の人々が移住したい国トップ10には東南アジアは含まれていない。唯一ランキングに苦込んでいるのはタイ。日本人の移住者数トップ5にタイは食い込んでいるのである。分析するとこれにはもちろん駐在組も含まれているであろうと分析できる。
で、我らがマレーシアはいずこに・・・?圏外か!?
やはりカナダ、オーストラリア、アメリカ、ニュージーランド、イギリスあたりが移住先として人々の興味をそそる国らしい。簡単に分析すると全て英語圏である。まぁそこは良いとしよう。
ちなみにこの記事の筆者(FUMI)は過去に数々の国に住み、あちこちの国へ旅行しまくってきたいわゆるフラフラ族とでも言おうか、そんな人種の一人である。中東、北米、中国、東南アジア。あちこち行きまくった結果マレーシアに現状落ち着いた。ちなみに筆者は20年以上海外で生活している。
筆者が15歳の時(1993年)にはじめてマレーシアに降り立った。その後もあちこちの国を回った。1993年といえばまだ首都クアラルンプールにツインタワーの基礎すらなく、50円あれば昼飯のワンタン麺とドリンクにありつける時代であった。その当時はもちろんシンガポールとタイが観光でも人気スポットであり、地理的にその2国に挟まれたマレーシアは完全圏外的な存在であった。笑
どいつもこいつもやれシンガポールだ!って言って小さなライオン頭のマーメイド的な架空動物の人工物を見学しにこぞって旅行していた時代である。(それは今もあまり変わらないか・・・笑)
結果から言うと世界の人々はまだマレーシアを含めた東南アジアに目を向けていないデータ的な裏打ちである。このデータはどうやらGoogleの関連ワード検索数から判断したらしいが、まぁそうであろう。ほぼほぼヨーロッパ圏がトップ10の多くを占めている。ちなみに日本は移住したい国第7位である。(あくまでもデータ上では)
え??日本が移住したい国第7位だと?一応日本で生まれて日本で人生の半分を過ごした筆者からすると、この時点でいささか疑問を持ってしまう結果である。まぁこの点は今日は別に話題にしても仕方ないので話題にはしないでおこう。論文が1億ページほど書けてしまうので。笑
さて、今日は「若者の鬱と移住」という観点で記事を書いてみようと思う。移住という言葉を聞いたときにおそらく一般的には「その地に骨を埋める」とか「子供の教育のために移住」とかそんな大掛かりな概念が頭をよぎるだろう。だがしかしそんなことはない、というのが今日の記事の趣旨である。
筆者が薦めるのはプチ移住であり、チョイロングステイであり、決して移住するための許可を取ったり永住権を取ったり、そんな大それたモノではないのである。例えば日本のパスポートを持っていれば多くの国で30〜90日観光ビザのみで滞在できるのである。そんな優遇されたパスポートを我々日本人は持っているのである。それを使わずしてどうする?と言いたい。
そして筆者には数多くの人々から移住に対して相談や質問がある。若者からももちろん相談されることが多い。
例えばよく若い人々から相談を受ける内容として「日本の会社が嫌で嫌で鬱になります」とか「仕事に行きたくないです。人間関係がこじれてます」などが圧倒的である。つまり主に移住したいという主な理由の一つとして仕事の悩みを相談されるわけである。そこで筆者はストレートに本音でソッコー即答する
「そんな仕事、今日辞めちまえ!」
と。確かに日本は「我慢すること」を美徳として戦前からずっと何百年も国民にそれを課してきた国である。あたかも我慢をして「頑張れば」、そのうち明るい日々が待っているとでも言わんばかりである。が、一つだけ言っておこう。どんなに我慢して仕事に従事しても明るい日々が来る保証なんてどこにもない。嫌な上司や同僚が心を入れ替えることも絶対にない。100%ない。だったらとっととスタコラサッサと逃げ出して、最高な環境を見つければ良い。その解決方法の一つが移住だと思うのであれば、とっととプチ移住してみれば良い。1週間でよいから海外に出てみると良い。超ウルトラ単純である。我慢するだけ冷蔵庫の野菜室でカピカピになったセロリ以上に時間の無駄である。
ちなみにここマレーシアで筆者は20〜30代の現地の若者たちと日々時間を共にすることが非常に多いのだが、仕事に関して文句を言ってるヤツは一人もいない。一人も見たことがない。仕事で鬱になってるヤツに一人も出会ったことがない。少なくとも筆者の周りには。強いて言うならば鬱になるのは家族の問題やパートナーとの問題に起因しているのが圧倒的多数。つまり「仕事」なんてモンは今日、明日、極論1秒後に自分でコントロールできることなのにも関わらず、そこから逃げ出せないのが日本人。それで自分が鬱になってるなんて平気で言える時間すら勿体無い。だから自信を持って嫌な仕事にバイバ〜〜〜イして欲しいと思う。ちなみに筆者の周りの現地の若者たちは仕事が嫌になった瞬間仕事を辞めている。光の速さでジョブチェ〜〜ンジ!している。笑
だから家族に金を借りてでも海外に出て欲しいと願ってしまう。一度で良い。なんとか1〜2週間時間を作って海外にプチ移住モドキして欲しいと思う。どこの国でも良い。東南アジアでもヨーロッパでもアフリカでもどこでも良い。自分を知るために、世界を知るために、そしてなによりも鬱を生み出してしまう日本という国の本質を見極めるために。
という取り止めもない想いが頭を巡った筆者なのでした!
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