東南アジアのパワーは凄まじい。商売力、生活力、発想力、自然の力、とにかく思いつく全ての「力」が群を抜いている。まぁ「脱力」感もその分凄まじいけど。笑
その中でも特に若者の力は凄まじい。物凄いパワーである。どこぞの国の若者たちに見せてあげたい。笑
今日はそんな中でも商売力、つまりアイディア豊かでとっても面白いマレーシアのチョイとした文化に触れてみよう。
早速下の写真を見てほしい。

お?なにやら車のエアコンの吹き出し口にクリップするタイプの芳香剤みたいだ。MARVELコミックスとのコラボ商品化!これは期待できるな!しかもなんか扇風機の羽みたいなのもくっついてる!さぞかし大量の香料が噴射されて、車内があっという間に素晴らしい薬品臭が充満してスピード出して運転できるんだな!最高の商品だぜこれは!と思ってしまう。
マレーシアは年中無休の熱帯雨林気候で、エアコンをかけずに車で移動しようモンならそれはそれは凄まじい。筆者(FUMI)も1993年〜現在までの間で何度もエアコンなしの乗り物で自己我慢大会を開催してきた!飛行機内に1時間エアコンなしで待機(瀕死)、5人乗車の車で2時間エアコンなしで大冒険(怒り心頭)、そして格安Air BnBでは二回に一回はエアコンなしの部屋にロシアンルーレット的に当たる(笑いしか出ねえ)。笑 おまけに自宅のエアコンは直しても直しても直らないから大家サンに泣きついて新しいエアコンを入れてもらった。(脱力)
まぁ関係ない話でだったけども、とにかくそんなエアコンの芳香剤。
どれどれ、裏面でも見てみるか。
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ン?
スィークラットムスク?
ン?これは何語だ?日本語か?それとも新たな言語?いやまてよ。ヨーロッパのどこかの言語をカタカナ表記にしたんだろう。笑
シークレット・マスク
と表記したかったらしい。
おいおい、もうちょっとグーグル翻訳サンに頑張ってもらおうよ、そこは。
このように東南アジアの商売根性は物凄い。そして完全に100%合理主義社会であるからして、表記方法があっていようが間違っていようがそんなモン関係ない。商品が素晴らしくて売れさえすれば問題ない。確かにそうだ。日本とはまるで違う。日本はすぐに正確性や物語性を訴求する。マレーシアのお店の商品棚に並んでいるモノの実に数割が日本語表記がくっついているのだが、ことごとく間違っている。表記が正しい商品探すのが楽しみなくらいである。
が、商売人側からしてみると日本語っぽい表記が商品にくっついていることによってブランド力が上がるのは間違いない。もちろん日本は製造にも販売にも1ミリも関わっていなくともだ。だが、日本が製造販売にかかわっていなければ日本語表記をしてはいけないなんて法律は世界中を探してもどこにもない。だから表記する!!完全合理的な考え方だ。
ちなみに日本も全く同じである。日本の商品で言うところの英語表記である。国民の99.999%が英語が話せない国ニッポンなのに日本の製品のほぼ100%に英語表記が見られる。しかも完全におかしい英語が表記されている。それと全く同じである!だから上記の表記を見て笑ったそこのアナタ、
自国について考え直した方が良い
ついでに言うと、日本の商品の多くには「真心込めて」とか「丁寧な手作り」的な表記が多いこと多いこと。頭の中が100%合理的に構築されてしまっている筆者にしてみれば、「え???それって商品そのものと全く関係なくね?」と言いたいが、そこは我慢しておこうか。ちなみにそれに似た話で、日本の映画業界では「100万人が泣いた映画!」とか宣伝の時によく使うんだけど、蓋を開けてみたらただのコメディー映画だった。なんて話は常識である。まぁそれに似ている。笑
ということで世界中どこの国に行っても商売根性は凄まじい、というお話だね!
ちなみに、上の商品がMARVELコミックスときちんと提携して作った製品なのかどうかは、考えるだけヤボであることは最後に言っておこう。
それではまた!
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