本日(2025年1月21日)とんでもないニュースが出てきた。
えええ???先日僕(FUMI)の記事でいかにマレーシアが国民の方を向いて政治を行っているかを書いた。そのブログ記事はコチラ。
マレーシアはこれまでラヤシーズン(イスラム正月)、クリスマス、中国正月、タイプーサン等、ことあるごとにその期間の全国の高速道路を無料にしてきた。対象者は全員。全員ということは、もちろん海外ナンバーの車(タイランドやシンガポールナンバー等)だって無料だった。

だが考えてみてほしい。やはり財源はマレーシア国民の税金なのである。しかもマレーシアをはじめとした東南アジアは日本では想像を絶するほどの貧富の差があり、その税金の使い道は「金持ち相手ではなく低所得層に狙いを定めて使うべき」という風潮がここ数年続いてきた。
例えばガソリンだって2025年1月現在リッター70円程度である。これはカネ持ちも低所得者にも平等に行き渡るようになっている。リッター70円はほぼほぼ世界最安値であろう。助成金がガソリンや電気に突っ込んであるので安いのである。もちろん食費にもガンガン助成金は突っ込んである。生活必需品から順に突っ込んである。どこかの国も見習ってほしいモンである。

が、やはり政府としては「金持ちは金を払え!助成金の恩恵なんてうけてんじゃねえ!」的な考えが根強く、結果的に今回の決断も下されたのであろう。
ちなみに来週、つまり2025年1月29日あたりからマレーシアではチャイニーズ・ニューイヤーが始まる。中国正月だ。マレーシアの3大祝日の一つである。約5日間程度。通念であればこの期間の高速はほぼほぼ無料であった。が、今年は無料をやめて通常通り高速料金がかかります!という具合である!
ちなみに首都クアラルンプールからトゥルンガヌ州方面(往復700km前後)に出向くと往復の高速料金は約80RM。2700円程度。これがこれまでは完全無料だったのだ。80RMというと昼ごはんを10回ほど屋台で食べられてしまう価格帯である。(場所にはよるが)
いやいや、、、マレーシアに滞在している全ての人間が恩恵を受けていたので正直ちょっぴりと寂しいが、もちろん理解はする。税金はその国によって使われ方が異なり、使用用途の背景も異なることは承知している。どっかの国のように湯水のようにどこかに税金が消えてしまっていないだけ極めてまともである。
しかしここで最重要なマレーシアの文化を紹介しよう。
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マレーシアという国は法治国家であると同時に「人事国家」と言っても過言ではない。法にのっとって政治を行うのはそれはそうなのだが、大臣の一声で全てが1日でひっくり返る国である。
つまり、「やっぱりこの期間は高速無料にするわ!」ということが想定される。
マレーシアのどの分野においても同様のことが言える。例えばイミグレーションの法律だったり条件だったり、、、なんでも1日でひっくり返る国なのである。例えばガソリンだって本当は2024年度中に助成金が終了し、値上がりする!と政府が言っていたにもかかわらず、2025年1月時点ではまだ値上げは実施していない。
ということで心のどこかでしばらくは高速無料期間を続けてくれないかな〜〜と思っている僕なのでした。
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