マレーシアはすごい国だ。国民の生活を最大限守り、すべての国民の経済的負担や精神的負担をより均一にしようとする努力が凄まじい。素晴らしい政治をおこなっている国である。僕ら現地在住の外国人としても素敵な恩恵を受けられるので嬉しい限りである。
どこかの国とは大違いである。どこかの国は国民にバレないように米の価格を逆の意味でコントロールしていたりする。意味がわからんし国民の多くも本当の米の価格の上昇の理由に気づいていないようだ。笑 まぁ実はそれにはとんでもないカラクリがあるようだ。
食材の高騰、生活費の圧迫、、、国民が苦しんでいるのにさらに追い討ちをかけて米の価格を釣り上げるなんて正気の沙汰である。
まぁその話は今日はよいとしておこう。
今日はマレーシアの努力が垣間見れる政策をひとつ紹介しよう。
2024年10月31日はインド系の祝日、Deepavali (ディーパバリ)である。インド系住民の最大のお祭りである。もちろん国民の祝日になっている。
先日に投稿した記事では高速道路が無料になるということを書いた。各祝日において高速道路が無料となる政策である。
今日はさらにそれに追い討ちをかけて食材の上限価格を政府が設定するという政策を紹介しよう。
ハイ。2024年10月28日〜11月3日、ちょうどヒンズーのお祭りDeepavaliの週末に合わせて価格を政府がコントロールしている。
主要な食材、ちなみに上記のポスターは政府のお達しで各食材の卸値の上限と、小売価格の上限を明確に記した巨大ポスターである。全国のスーパーの入り口に掲載してある。もちろん小売店はこれ以上の小売価格にすると政府に罰金を食うシステムになっている。今回は8品の価格がコントロールされている。
ちなみにどんな食材かというと
・マトン(ラム肉)
・トマト
・レッドチリ(大きめな唐辛子)
・ココナッツの実
・ココナツシュレッド
・赤玉ねぎ(超ミニサイズ、料理には欠かせない)
・赤玉ねぎ(大サイズ、料理に使う)
・ダール豆
という具合だ。ちなみに僕(FUMI)の家族はラム肉が大好きである。というかマレーシアはラムの消費量が高い。鶏肉とラムが肉の中心であると言っても過言ではない。あとは魚。なので今回の価格コントロールによってとてもお安くなっている。
卸値:26RM/kg
小売:30RM/kg
30RMというと現時点での円に変換すると1キロで1048円。通常であると1キロは36RM程度なので非常に助かる。
が、もちろん30RMというのは「上限」であるからして、各スーパーはなるべくそれよりも安く価格を設定してお客を惹きつける必要がある。
ちなみに今回僕はあちこちスーパーを見たのだが、大手のスーパーLotus’sというスーパーが最も安かったのでそこで購入。
Lotus’sではラムのスライスが1キロにつき26.49RMであった。(小売価格)つまり日本円にすると1キロで925円である。100g換算だと92円である。うーむまあまあかな、、。
ということでマレーシアでは年に何度も何度も様々な人種の様々なお祭りの祝日があるので、その都度このように食材が安くなるのである。庶民の味方である。
マレーシアに来る機会があれば是非現地のスーパーをのぞいてみると面白いですよ!食材も違うし様々な発見があるかも。
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