海外旅行に行くとき、おそらく99.99%の方々はホテルに滞在するであろう。これは駐在者などの特殊な旅行客を除いた話だ。もしくは現地の知り合いや海外在住の友人をたよってその友人宅に泊まるなどの特殊な話も除いての話である。
今回はマレーシアをはじめとした東南アジアの宿泊事情に対する裏技を語ろう。
旅行に慣れていない方々やお金に余裕がある方々であれば特段気にせずにホテルを予約するとよいだろう。特に日本の旅行代理店(例えばHISとか)を通すとそれなりに安心できるというモノだ。(まぁ正直なところ代理店を含めた「他人」をその信用力がゆえに信用するのはいささかいかがなモンかと思うが、今日はその話はおいておこう)
今日話す裏技にはレベルが3つある。初級、中級、上級に分けてみよう。
レベル初級:自力でエアBなどのポータルサイト使って予約
レベル中級:ポータルではなく個人で連絡する方法
レベル上級:さらに交渉する方法
そう。今日の裏技はホテルなどではなくいわゆる「Homestay」、つまり一軒家やアパートや貸し部屋などを借りる方法と、さらにはその裏をついて個人間で契約する方法である。(ホテルでも5スターや4スターのホテル以外ならば大抵は通じる方法であるが)
まずはじめに、東南アジアで「Homestay」といえば、別にホストファミリーと時間を過ごす例のホームステイと違って、部屋だけを貸し出していることを意味してのホームステイという肩書きが圧倒的に多い。入室〜退室まで誰一人として会うことはなく、鍵の暗証番号や鍵のありかをメッセージアプリでやりとりして「独りきりでチェックインして勝手にチェックアウトする」スタイルの宿泊をホームステイと呼ぶことが多い。つまり家主や管理人と一度も会うことなく宿泊の全肯定を終える無人の宿泊施設だと思うと良い。
ちなみにホームステイに多いのはアパートの一室、一軒家、個人の家の離れの家屋等である。
まず、旅行に慣れている方々ならば Airbnb(いわゆるエアビー)などは有名であろう。個人的に部屋や家などを貸している情報提供サイトである。
まず今回で言うところのレベル初級であれば普通にAirbnbのサイトで部屋を探して、気に入った部屋に予約を入れるという具合だ。簡単だ。特にホテルの少ない地域(田舎)ではこのホームステイの宿が圧倒的位多い。
そしてAirbnbもそうであるように、ここで一つマレーシアにおける予約後の家主とのやりとりだが
のアプリを事前に入れておかないと厳しい。WhatsappはいわゆるLINEとまったく同等のメッセージアプリで、東南アジアや米国ではこのアプリしか使っていない。LINEは誰も使わないので注意。
日本出国前にこのWhatsappをインストールして、自分の日本の電話番号を登録し、すぐにでもメッセージのやり取りをできるようにしておかないといけない。これが最低条件である。これさえあれば他は何もいらない。家主さんや管理人との連絡は基本英語でOK。ここマレーシアではマレー語を使ってくる家主もいるが、Google翻訳様に頼れば良い。返信は日本語で返信しても良い。(なぜなら相手もGoogle翻訳様を使うであろうから。笑)
※注意)マレーシアはイスラム教徒が多いので、ホームステイによっては「イスラム教徒専用」的な宿泊施設も多いので、事前にちゃんとくまなくチェックするのが良いであろう。文化なのでそれは従わねばならぬ。あと、お酒持ち込み禁止や、豚肉持ち込み禁止の場所も多いので注意。
だが、よく考えてみてほしい。予約ポータルサイトを通して予約をするということは少なからず予約した時点でそのホームステイの家主さんは宿泊代の20%程度をそのサイトに支払わねばならぬということは想像しやすいであろう。たとえば実際には一泊100RM宿泊代をお客からほしいとしても、サイトを通すとたとえば120RMになってしまう。つまり20RMはサイトに報酬として支払わねばならぬということだ。ちなみにホテルも全く同じで、ホテルすらそれらの紹介サイトを通じて申し込んで欲しくはないのである。だから直接ホテルに申し込んだ方が昔と違ってマレーシアの場合は結果として安いし、宿泊代なども優遇してくれる場合が多い。
当たり前の話だ。なのでその裏をつく必要がある。そこで出てくるのが
レベル中級
である。
①まずホテル予約ポータルサイトなどで、よさそうなホームステイやホテルを探す。
②FacebookでもWebサイトでもなんでも良いが、そのホームステイの他のページを探す
③なんとかして電話番号をゲットする(大抵携帯番号が記載されているはず)
④躊躇せずにWhatsappからその電話番号(家主)に直でメッセする
⑤何月何日〜何月何日まで、泊まらせてくれ!とメッセする。宿泊費も確認する。
⑥名前とかパスポート番号とか必要な個人情報だけ渡す
⑦入室方法などを宿泊前日、もしくは当日にもらう(前日以前には渡してもらえない)
⑧チェックイン直後、チェックアウト直後にそれぞれ家主にWhatsappで連絡する
⑨支払い方法をなんとかする。(クレカが無理だったら現金支払いとか、なんとか人間力で頑張る)
以上。
ああ簡単。これで最低でも20%は宿泊料金も抑えられた。
何か悪いことをやっているわけではないので、胸を張って調べまくろう。が、一つ注意せねばならぬ点は、あくまでも個人間のやり取りになるので確認すべき点は事前に確認しておかねばならぬ。確かに宿泊代は安くなるであろうが、条件等が曖昧になりやすいのできちんと家主と共通の認識を持っておかねばならない。ホテル予約のポータルサイトを利用する利点はやはりお互いが安心できるという点にあるのは間違いがないであろう。
そして最後には、、、、
レベル上級
である。おまたせしました。正直言ってレベル中級までは旅行に4-5回行ったことのある方々ならば余裕でクリアできるだろう。だがこれからは上級だ。人間力が試される。
レベル上級は、上記の中級のやり取りの一連の中で、そのホームステイの家主と連絡が取れたとしよう。そこからである。
さらに価格交渉するのである。
え?会ったこともない人と価格交渉???
そう。その通り。顔も知らない、名前も知らない人に対して
宿泊賃下げてくれ!
と交渉するのである。
一つ言っておこう。マレーシアをはじめとする東南アジア諸国は価格交渉なんて当たり前。価格交渉しない手はない。以前のブログにも書いたが全ての分野において価格交渉が可能。全て。マジで全ての分野。公的なモノでも場合によっては可能。笑
だから相手は定価なんてあってないモンと思って価格設定している。特にホテル業や宿泊業なんて水モンと同じだから定価なんてあってないようなモンである。いわゆる「言い値」である。常識として知っておこう。だっておかしくないか?クリスマスや年末年始にホテルの価格が3倍に値上がって、オフシーズンは価格破壊になってしまう事実が。
だから例えば、、、、
一泊100RMって書いてあったらまずは60RMにならんか?くらい交渉すべき。
正直に言っておこう。相手も100RMで客を逃すよりは60RMで確実に収入を得た方が嬉しいに決まっている。
だから躊躇なく交渉しよう。首を縦に振るまで交渉しよう。このブログで何万回も語っているが、お人好しは負けある。他人のことを1ミリでも優先して考えた瞬間に負けである。これは世界の常識中の常識。(その先に勝ちが見えている場合を除く)
ちなみに、、、え?直接いきなり連絡したり自分のパスポート番号をいきなりメッセで教えるのには抵抗がある、、、というのも理解はできる。が、よく考えてみてほしい。じゃあ大手の旅行代理店にパスポート番号を渡すのはOKなのか?
以上!
簡単でしょ?
ということで次回東南アジアに格安で旅行に来たい方々は早速トライしてみてください!
大丈夫!仮に失敗してもかすり傷程度。仮にうまくいかなくても勉強代だと思えば良い。笑
ちなみに、、、、もちろん初めからマレー語で交渉すると成功確率は格段に上昇する。笑
これ、人間の心理だね。w
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