マレーシアの強烈なお酢・ニパ酢

マレーシアの食べ物

マレーシアは強烈な食材で溢れている。おそらく世界中の人々が食べたことのないであろう食材の宝庫である。ドリアンが有名すぎて霞むほど、もっともっと不思議な食材で溢れている。

先日の記事ではAir Nira Kelapa (ココナッツの蕾から取れる激甘のジュース)を紹介したが、今日はさらに強烈なお酢を紹介しよう。僕自身未経験だったので強烈な印象が残った。

その名もCuka Nipah(チュカ・ニパ)である。Cuka=お酢、Nipah=ヤシの一種。

Nipahというのはマングローブに生息するヤシの木の一種で、ヤシ類の中で唯一海水の中でも生息できる樹木らしい。

wikipediaより写真を拝借。これがNipahの果実である。

巨大な実をつける樹木である。

さて、マレーシアでは昔から様々な樹液をジュースとして利用してきた歴史がある。先日の記事のココナッツの蕾もそうだし、さまざまだ。今回のNipahもそう。実がついている茎をぶった斬って樹液を集めるのだ。

そしてNipahのジュースは甘くて少し酸味のあるジュースになるらしい。僕(FUMI)はまだジュースは試したことはないが、今回はそのジュースを発酵させて作るCuka、つまりお酢を買ってみた。ネットで調べてみると高血圧や糖尿病、そして尿路結石などの病気に役立つと昔から言い伝えられているらしい。

スプーン一杯を毎日飲む、もしくは料理に入れる、もしくはデイツ(ナツメヤシの実)を二日間このお酢につけて食べる。などの利用法があるらしい。また、ハチミツと水で割って飲む方法もあるらしい。

早速僕はスプーン1杯程度を直接飲んでみた。

うむ。

お酢?

お酢っぽくはないな。。。

どちらかというとカボス?というかレモン?というか、、、、酸っぱい柑橘類の搾り汁みたいな感じだな。決して発酵したお酢のような刺激感は少ない。超スッキリとした味である。

う〜〜〜む、これは「お酢」というよりもシトラス感満載の果実汁だな。

ということで早速、、、、、酒の割りものにしてみた!

うまい!レモンハイみたいなかんじだ!そして味が深い!

Nipahとは、写真のようなヤシの一種の果実である。直径50cmほどの果実である。果実をそのまま食べられるかは不明。

Youtubeで調べてみると、この果実汁を採取する動画がいくつか出てきたのでシェアしようと思う。



世の中は広い。経験したこともない分野が世の中には溢れている。

マレーシアはそんな未経験の分野を知り、自分がいかに無知かを知るのには最適な土地なのである。

みなさんも万が一マレーシアに来てこのニパ酢を見つけたらソッコーで買うがよい。500mlで5~6RM程度(200円弱)だから損はしないはず!

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