マレーシアで世界の常識を身につける

6年前のある日僕は娘を連れてマレーシアの僕の母校であるインターナショナルスクールに連れて行った。目的は娘をインターに通わせることである。父娘でインターの入学試験(入学試験とは言っても筆記テスト等は一切なく、先生と一緒に踊りましょう〜とかそんな程度の試験)に日本から我らが格安航空会社、エアアジアに乗って出発!

その当時5歳だった娘は僕の影響もあって多少英語を理解できる程度の語学力だったが、試験当日からなんの苦労もなくすんなりと周囲に溶け込んでいた。無事入学。それから6年が経過。混沌としているがパワーみなぎるマレーシアで娘はスクスクと成長、外国人が一切いない超ローカルエリアでも全くなんの問題もなく生きていけるまでに成長!(最近は現地語であるマレー語も少し理解しはじめた)

今や娘は11歳。こちらでは中学1年生になった。

マレーシアという国はご存知の通りアジア屈指の人種の坩堝。活気に溢れていて行く所々でパワーがみなぎる土地。日本の常識など一切通じず、一言でマレーシアを表すならば「超合理的社会」である。いや、マレーシアがというよりは合理的思想が通じないのはもはや世界中でも日本くらいであろう。

なぜ僕が娘をインターに通わせているかという理由はただ一つ。世界中のどこに行っても生きられる人間力をつけてほしいからである。よく留学する目的が語学習得という目標を掲げている人々がいるが、僕は親として全くそれには賛同しない。語学力がゼロでも人間力さえあれば人間はどこに行っても立派に生きていける。世界の有名大学に入る目的というのにも一切賛同していない。

語学習得を留学の目標にしている時点で、すでに世界のスタンダードから完全に取り残されている。それが日本である。語学力などは世界では議論にもならない。語学なんてできてあたりまえ、それよりも重要なモノがリーダーシップであり、交渉力であり、分析力であり人間力であることは世界の常識中の常識。

6年前の入試試験当日の娘。

マレーシア人の特徴として、旅行書には載っていない特徴を僕があえて説明すると・・・
・人懐っこい
・初対面でもガンガン人と交流
・納得いくまで議論、忖度なしでドストレート
・相手のペースには誰も飲み込まれない
・合理的であればあるほど正義
・同調圧力を跳ね返す人々
・もちろん日本人のワビサビなどどこ吹く風
・夜行性(夜中まで活動)
・人と交渉することを恐れない
・超個人主義でありつつ、全体の調和もなぜか取れている
・困っている相手はとことん最後まで助ける

といった感じである。

魚市場にだって平気で突っ込める娘。

よく親子留学をしたいという方々から相談を受ける。僕とてマレーシアをはじめとした各国で育ったモンだから、一般的な受け答えはしない。特に日本人から相談を受けると僕は必ずカウンターでこう告げる。
・日本の常識は世界の非常識なので、過去の全てを忘れるべき
・お人好しこそが最大の敵
・相手がどう思うだろうか?という考えを捨て去る
・引っ込み思案は敵
・語学を身につける前に図々しさを身につけろ
・相手を上手く利用するくらいがちょうど良い
・騙されるくらいなら人を騙せ

と、強烈な意見に思えるかもしれないが、世界ではこんなのは常識中の常識である。もちろん僕も日本人であり、日本である程度生活をしたのでこれらが日本では一切通用しない概念だということくらいは理解している。が、一旦外国に出ると真逆な対応が必要とされる。本当の意味でこれらを理解して身につけるには日本を出る以外に方法はない。つまり、日本を出国した瞬間にカメレオンのようにコロっと着せ替えをして全くの別人格、つまり世界人となる感じである。笑

昨今、母子留学等で外国にでる人々が多い。それは大正解である。理由はともあれ国際競争から完全に取り残されてしまった日本。若者のパワーが一切ない日本。貧困生活を強いられている国、ニッポン。もはや子や孫の代でそれらが覆されることはないだろうと、海外に出ている日本人ならば誰しもが理解している悲しい事実である。

このブログでは今後も外国に出るというのはどういうことか?どうすれば留学できるか?どうすれば格安で海外生活をできるか?(笑)といった分野を広く語っていきたいと思います!

最後に・・・言うまでもなくマレーシアでは世界一美味しい食べ物が待ってますヨ!!!

タイトルとURLをコピーしました