ガス代高いな〜。水道代も電気代も何でこんなに高いんだろな〜〜。
と嘆いているそこのアナタ。今日はマレーシアのガス代金について語りしょう。日本との違いは一体なんなのか?と是非深く考えましょう。
マレーシアの水道光熱費は基本的に下記の4つである
- 上水道代
- 下水道代
- ガス代
- 電気代
主にこの4つで構成されている。今日の話題であるガス代は住居によってはIHのキッチンもあるのでガスを家庭で使わない場合もある。これは住んでいるコンドミニアムの方向性や住んでいる各部屋の家主によっても異なる。もちろん一軒家でもIHのキッチンのところもある。が、基本的にやはり料理はガスで強火でガンガン料理するぜ!という家庭も多くある。ちなみに筆者のコンドももちろんガスのキッチンである。やっぱり料理はガスに限る。
そしてシャワーのヒーターは主に電気で水を温める方式なので、日本のようにガスの力で温水にするというのはマレーシアでは見たことがないな〜。つまりガスを使う場面はキッチンだけ、ということになる。ちなみにシャワーは温水にしなくても常温のままで平気で浴びられる。マレーシアは熱帯雨林気候なので全然常温水でイケる。温水シャワーを浴びるとシャワーから上がった時に汗が噴き出してくるほどやはり東南アジアの気候は暑いのである。
地方のバジェットホテルなどではこのシャワーヒーターすらついていないところも多くある。だが全然へっちゃらである。だって暑いんだもん。笑
それでは驚愕のマレーシアのガス代金について。
30RM (シリンダー1本、運搬費、交換設置費込み)
はい。つまり日本円に換算すると2024年8月時点では1000円である。
WHATSAPP(ワッツアップ)という日本で言うLINEみたいなチャットアプリでガス屋さんに「ガスが切れたから、今すぐガス1本持ってきて」というとすぐにガスを抱えてお兄ちゃんがホイっと運搬・交換してくれる。現金支払い。
この14KGのシリンダーだどれだけの期間持つのか?筆者の家族構成は3人であり、朝、昼、夜とほぼほぼ3食とも自宅で料理をする。外食は週に多くても数える程度なのでほぼ毎日ガスを使いまくることになる。そのような使用頻度で・・・
実に4ヶ月はイケる!
つまり1000円÷4ヶ月=250円
1ヶ月250円
である。安い。さすが産油国。天然ガスも出まくる最強の国である。3人家族でこの値段である。日本の3人家族の平均がおおよそ5000〜7000円程度だろうか。どう見積もっても20分の一、いや30分の一の出費であると言っても大袈裟ではない。これが事実である。
なぜ安いのか?もちろん理由がある。まず一つにマレーシアは産油国であるという点。自分の国でじゃぶじゃぶ油が湧いてくるんだから安いのは当然。天然ガスもしかり。そしてさらには政府がきちんと販売価格をコントロールしている点にある。勝手に販売価格を釣り上げたりしてはならない法律がある。価格は政府がしっかりと決めているのである。ガソリンや鶏肉なども同様に。つまり勝手に商売で大儲けしようと思ってもできないようになっているのである。逆に言えば国民を守るために政府が機能している証拠である。マレーシアのように生活必需品は政府がコントロールし、補助金を適切に利用する。これが本来の姿であるべき。どこかの国もマジで見習ってほしいと願う。笑
ちなみにガソリンに至ってはとても厳しい管理がなされている。ガソリンについては別記事で語ることにしよう。
ではなぜ日本国の水道光熱費があそこまで高いのか?という話である。生活を完全に圧迫するレベルであるのは明白。真夏に1日中エアコンをかけようモンなら電気代は目も当てられない。ましてや一人暮らしの若者や老人たちの困窮具合は群を抜いている!政府は目の前の小銭をバラ撒き人の心を買収しようと試みるが、国民はそんなおバカさんではな。いや、おバカさんなのか?暴動が起きないのが不思議でならない。
原料の価格高騰や円安も影響しているのは事実ではあるが、果たしてそれだけなのだろうか。それに加えてもちろん日本においては天下り事業や無駄な出費が多いから他ならぬのだが、そんな無意味な事業がなくっても社会は完全に成り立つ!ということがマレーシアで証明されているのは明白。今回のガス代金に限らずの話だ。
筆者は常に思う。海外に出る日本人が多ければ多いほど、そして広い知識を持って日本に帰国する人間が多ければ多いほど自国の愚かさに気づくのは明白。そんな人々が爆増することを願ってやまないのである。
残念なことに筆者の肌感覚では、日本という国が「全国民が金銭的にも精神的にも幸せである国」になる日は遠い。1000年経ってもおそらくさほど何も変わっていないであろう。ましてや自分の子孫(子供や孫の世代)がそれを感じる日は到底来ない。100年単位では何も変わらないであろう。
だからこそこのブログが推奨するプチ移住や海外プチ長期滞在を通して世界を広く知ってほしいと願ってやまないのである。
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