マレーシアは2025年5月19日、外国の自動車免許の切り替え(マレーシアの免許に書き換えてくれるサービス)を停止した。(MM2Hビザ保持者以外)

マレーシアは毎年毎年、毎月毎月ありとあらゆる法律が次から次へと見直される。実験的に新しい法律を導入し、即日実行。良い部分もあり悪い部分もある。僕は嫌いではないが。
2025年6月時点でマレーシアで運転するには、下記の4つしか方法がない。
1)国際免許を日本で取得する
2)ASEAN諸国のいずれかの免許で運転する
3)マレーシアで新しく免許をゼロから取得する
4)無●許で運転する(するなよ!いくら現地の人々の多くが仮にそうだとしても笑)
※記事の後半で3番の「マレーシアで新しく免許をゼロから取得する」を説明します。
さて、筆者の僕(FUMI)はマレーシアで実は2回自動車免許を取得している。1回目は30年ほど前に高校生の頃マレーシアでゼロから免許を取った。2回目は5年ほど前に取得。2回目の時は30年前に取った免許のデータが警察のデータベースに残っていたので、筆記試験は免除され、実技試験だけ受講。一発で通った。笑
ちなみに2回目に取得した時期がまさに法律が変わりまくっていた時期で、その時も外国免許を切り替えてくれない期間だった。だが後日その法律は撤回された。ちなみに僕の妻はその時期の直後に日本の免許をなんの試験も受けることなくマレーシアの免許に切り替えることができた。w
なんともタイミングが悪い僕なのであった。www
先日までマレーシアでは日本や諸外国の免許証をマレーシアのPライセンス(Probationary Licence)、いわゆる初心者の免許に切り替えてくれていた。Pライセンスを2年間保有し、大きな事故や違反をしなければフル・ライセンス、いわゆる通常の免許にきりかえてくれていた。が、いきなり5月に政府が「もう海外の免許は切り替えてあげないよん」と発表したのだ。しかもMM2Hビザ保持者だけは切り替え可能という部分がなんともいささか笑える部分である。結局は「安全のため」などと言っているが、MM2Hビザ保持者は安全運転なのか?といういささか笑える条件なのである。いや、安全ではなくお金の問題なのかな、、、笑
だが一つだけ言っておこう。数ヶ月すればまた法律は変わるであろう。僕の長い長いマレーシアの経験から言わせてもらうと、かならず各国の大使館の圧力によりまた元の免許切り替えサービスを始めるだろう。なのでこの記事もおそらくそれまでの期間有効ということになる。
そんな時のために、下記の昔の記事を参照しておくとよい。将来また日本の免許をPライセンスに書き換えられる日が来た時のためにそのやり方が書いてある。
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さて、今回はマレーシア国内でどうやったら外国人がゼロから免許を取得できるかを簡単に説明しよう。
①Driving Schoolにどこでもよいので電話する。そして免許を取りたいと申し出る。
②交渉して、裏●を払ってでも練習時間を減らすように交渉する。そして形だけでも数時間練習する。
③筆記試験や実技試験を受ける。
④P免許を受け取る
⑤2年後、重大な違反や事故がない限りフルライセンスにコンバートする
という非常にめんどくさい流れである。が、僕はこれを人生で2回やってんだから最低である。笑
一番重要なのは「交渉」である。Driving Schoolの言われるがままにコース受講なんてしてたら気が遠くなるほど時間がかかる。日本で免許を持っていようが、何十年運転経験あろうが、ゼロからのスタートなのでとてつもない時間がかかる。相手方(教習所)も商売だからなるべく金を搾り取ろうとする。
だからどんな手法を使ってでも時短をするべきである。大丈夫。交渉は余裕でできる。もし交渉できなかったら自分の人間力のなさを恨めばよい。もし交渉しても相手が渋るのであれば、別のDriving Schoolに電話して交渉すればよい。もしくは「あっそ!!そしたら他のDriving Schoolに行くわ!」と脅せば良い。そして交渉が成立するまで全てのDriving Schoolに電話をかけまくれば良いだけのこと。それくらいガシガシと図々しく生きていかないとマレーシアでは騙されたまま生活を続けることになる。マレーシアの全ての分野において。だって日本人なんて世界一のカモなんだから。
っていうか世界中で最もお人好しで騙される国民が日本人だといういうことを知っておかなければならない。相手を騙してでも自分が生き残る方法を身につけなければ諸外国では完全にやられてしまう。これ、世界の常識。
ちなみに、、、、マレーシアの運転免許における筆記テストは英語での試験も選べるが、実技試験の説明等はマレー語しか使ってくれない(英語はほぼほぼ皆無)なのでそれも自分の人間力を試す絶好の機会だ。語学がどうのこうの言ってる人々は自分の力を試してみるが良い。語学より重要なのは人間力と交渉力である。世界の常識だ。(実技試験の内容によっては英語を使ってくれたりもするが、運転免許説明時の朝の挨拶、全体説明、テスト順番案内などは全て100%マレー語で説明させる。大丈夫。心配であれば隣に座っているであろう現地人に何が起こってるかを英語で聞けば良いだけの話)
ちなみに僕が2回目に免許を取った時は周りは全員10代の若者等だらけで、もちろん外国人は僕一人。もの珍しいのか現地の若者等がワラワラ寄ってきて楽しくおしゃべりして、それはそれは楽しい期間を過ごした。笑 だって試験場の教官たちよりも運転歴が長いのに免許を取りに来たって時点で全員大爆笑である。 そんなジョークをガンガンかまして教官のペースではなくこちらのペースに持ち込んだらテストの内容なんかよりも楽しく会話ばかりして実技試験を終わらせた記憶がある。笑
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が、正直に言っておくと免許取得のプロセスは正直マジでめんどくさい。本当に骨が折れる。だから日本に一時帰国して国際免許を取得して国際免許で運転すべきである。その方が簡単だ。
そして僕が思うには数ヶ月以内、長ければ1年以内程度で元の法律に戻るだろう。それはほぼほぼおそらく間違いがない。
ということでこの混乱期にマレーシアに来てしまった人々には非常に過酷な状況だが、なんとしても頑張ってもらいたいところである。
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