今も昔もマレーシアでは模造品・偽造品・海賊版・ニセモノ・パチモノ天国である。旅行でマレーシアや東南アジアに来ると大量のブランド品が路面店に置いてあってさぞかし驚くことであろう。そしてその値段を見ると本物と比べると半額くらいで売っているので「これはニセモンか?」と思うだろう。
グッチやシャネルやディオールや、その他アニメキャラグッズ等。なんでも格安で売っている。
なぜこの記事を書きたくなったか?実は先日筆者が数年前から超気になっていたジャングルで採取されたという天然ハチミツを購入したところ、モノの見事にニセハチミツだった。その時にこの記事を書こう!と思った次第である。(もちろん路面でご老人が一人で小さなテーブルに蜂蜜の瓶を数個だけ並べて売っているのでいかにもホンモノだぜ!と思わずにはいられない)
ちなみに僕(FUMI)がマレーシアに初めて住んだのが1993年。当時から大量のブランド製品(バッグとか財布とかサングラスとかシャツとか)のパチモンが多く出回っていて、CD全盛期だったのでCDなども大量に海賊版が出回っていた時代である。ちなみに当時の土産品で飛ぶように売れていたのが・・・
Hard Rock Cafe
のパチモノTシャツ。笑
当時はハードロックカフェはクアラルンプールに1店舗あったのだが、それを良いことにパチモノのTシャツがどこに行っても売っていた。笑
ちなみにCDなどの海賊版を当時作っていたマレーシア人の被告人の裁判が昔開かれ、もちろん敗訴したが補償はほぼほぼ支払ってないらしい。笑 (今でもその被告人はその海賊版から得た無限の大金を資本に別ビジネスを立ち上げ、今でも億万長者という悲しい事実もある。なんだかなぁ、、、)
さて、30年以上という時が経った今はどうか?というと、、、
別にさほど変わっていないのが実情。笑
っていうかもっと偽造品などのクオリティーが上がっており、見分けることがほぼ困難な超スーパーハイクオリティのパチモンが出回っている!笑 ここで気をつけたいのが、「パチ具合」がハイクオリティなだけであって、決して製品そのものの耐久性などがハイクオリティってことではないので注意!笑
中にはパチモンと理解した上で購入してる愚かモンも多くいる。悪いことは言わん。やめておきなさい。
今日はそんなマレーシアで偽物をつかまされない方法を伝授しましょう。
まずはじめに、マレーシアでブランドモノやキャラクターグッズを購入するときは、8割がパチモンと思っておいて間違いがない。
例えばブランドバッグ等を購入したい場合、最大手のショッピングモールに出向き、正規代理店以外で購入するのは危険だ。っていうかやめておいた方が良い。
例えば見かけが綺麗なショッピングモールでも、上記の写真のようにキャラクターグッズが大量に売られているが全部パチモン。絶対にブランド品を購入してはならぬ場所は・・・
・チャイナタウン
・露天全部
・ナイトマーケット
・個人売買
・マレーシアの通販
・その他全て(正規代理店以外全て)
つまり、9割は模造品と思って買い物をする必要がある。
そして例えばこれらをお土産用にたくさん買ってスーツケースに入れて帰国するとおそらく税関で問題になるであろう。パチモンを持って帰国してはならぬ!という法律がちゃんとあるのだから。(令和4年10月から新しく法律が変わった。それまでは個人使用目的ならばある程度許されていたとのこと)
つまり、知的財産侵害物品を平気で持ち帰るのは罪なのである。自分がそれを侵害物と思っていようが思っていなかろうが関係ない。侵害物は侵害物なのである。
まぁあたりまえの話である。仮に税関に1度や2度バレなかったからといって次バレないとは思わない方が良い。っていうか知的財産は守りましょう。w
しかしこれにはグレーゾーンがもちろん存在する。模造品や偽造品といってもパロディー的な商品もある。パロディー的な製品ならばどこまでが許される範囲なのか????
そこの判断は各国の税関が行うので自分が勝手に判断しないように。w
それでは、これらの模造品をマレーシア国内だけで利用するのはどうか?という疑問点が残るだろう。例えば旅行中にTシャツが足りなくなってアディダ●などのパチモンを購入して着用するのは犯罪か?という点である。
うーむ、この点については30年以上マレーシアにいる僕でも正直答えを持っていない。
パチモンを着用していて警察のお世話になったという人も聞いたことがない。販売目的で大量にパチモンを持っていて捕まった話ならいくらでもあるが、まぁそれは正直イタチごっこなので・・・。
どちらにしろ危険な橋を渡るのはいかがなモンかと思う。
そして最後にハチミツの話になるが、、、僕の父は日本で蜂蜜を作っている。上記の写真の右側だ。フィルターをかけてないので蜂蜜の原液。そして向かって左の写真が先日マレーシアの郊外でそれっぽい老人が売っている蜂蜜を30RMで購入。値段設定もそこそこ高いことからひょっとしたらホンモノか?と思ってマレーシアの蜂蜜を食べてみたくなって購入。(数年前からその露店を知ってて、いつか買おう!と思っていたのだ)
そして実際に食べてみたが、、、、ニセモンだった。
いや、ニセモンっていうか、、、おそらく蜂蜜の含有量は3割程度で残りは水飴、、、。一口舐めただけで一瞬でわかるレベル。
いやぁ悲しい。看板に偽りあり、どころか完全に騙しにかかっている。あのおじいちゃま、仮面を被ったナンチャラである!!w
まぁ騙された俺が悪い。世の中はそんなモンだ。騙されたヤツが100%悪い。世界の常識である。
ということで皆さんもマレーシアに旅行で来た時には模造品などに気をつけましょうね〜〜〜。
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