外来種プレコをマレーシアでは買取!

マレーシアの生き物

この記事に辿り着いたということは、プレコという世界にとって脅威の外来種を知っているからであろう。

日本でも大問題になっているこの外来種、プレコはここマレーシアでも大問題になっている。マレーシアは東南アジアのど真ん中に位置する国であり、熱帯性のプレコにはとても住みやすい環境なのである。原産は南米、特にアマゾンあたりらしい。マレーシアにほぼほぼ近い熱帯な気候なのであろう。また、マレーシアには日本ではみられない外来種が沢山いるのも事実。ピーコックバスやザリガニ類など、熱帯でしか生きられない数々の外来種が住み着いてしまっている。

さて、ここマレーシアでも近年プレコの記事を沢山見かけるが、今日はその中でも画期的な記事を見つけたのでシェアしたいと思う。

https://www.nst.com.my/news/nation/2024/09/1099801/selangor-govt-offers-rm1-kg-pleco-captured-month

photo credit: https://www.nst.com.my/news/nation/2024/09/1099801/selangor-govt-offers-rm1-kg-pleco-captured-month

写真のようにマレーシアでは穏やかな流れの川が多い。濁って見えるが、別に人工排水で濁っているわけではなく、マレーシアの赤土を川が削ってきているので茶色く濁っているだけである。特にスコールの後はもっともっとミルクティーのように真っ茶色に濁る。マレーシアの主要な川、特にマレー半島の西海岸沿いの川では茶色く濁っている川がほとんどである。

クアラルンプールの中心街、「クアラルンプール」の語源となっている川と川が合流する地点。

ちなみに上記の写真のように、マレーシアの首都クアラルンプールの川も濁っている。一見濁っているから生物は一切住んでいなそうに見えるが、

めっちゃくちゃ魚や亀や1mを越す巨大なトカゲの棲家である。川を眺めていると、目に映る視界の範囲内だけでも1秒に数匹の魚が水面まで空気を吸いに上がってくるのが見えるほどの生物多種な川である。しかも目視できる魚のサイズが全て70cm越えなのがすごい。多種のナマズとかテラピアとかよくわからん淡水魚がウヨウヨ生息している。

さて。そんなマレーシアのちょっとした河川の事情なのだが、このプレコの問題もこの数年大変危険な問題としてマレーシア政府ももちろん危惧している。

で、、、上記のニュース記事にあるように、

1RM(33円)/1KG

で行政が買い取る!!ということである。

おおお!素晴らしい試みじゃないか。外来種を駆除する一般市民の正義心というか楽しみというか、、、それをくすぐるかの如く行政がお小遣いまでくれる!最高じゃないか!!

ちなみに行政が買い取ったプレコは飼料にするそうだ。

ということで僕(FUMI)も幼少時代から生き物捕獲は大好きであり、特に魚については人に負けないほどの知識を持っていると勝手に自負している!笑
だからプレコをここぞとばかりにマレーシアで乱獲して、行政に持ち込めば大金持ち!というプランを頭の中で立ててみた。

ちなみに1キロで33円だから、、、10,000キロ乱獲するといくらになるか、、、、。ええと、、、。

33万円

ふふふ。これで俺は大金持ちだゼ!!!
ちなみに100,000キロ乱獲すると330万円だ。ふふふふふ!!!

だが、そううまくもいかない。

政府もきちんと上限を決めていて、50,000RMが今回の事業の上限であるとのことだ。つまり160万円ほどが予算で計上されるという計算である。それをみんなで仲良く分けてね!ということだ。

そしてここからがマレーシアの楽観的視野なのだが、今回の取り組みにおいてうまくいけばプレコを根絶やしにできると思っているようだ。記事にもそのように書いてある。

ごめん、無理っす。

一度広がってしまった生息範囲を根絶やしにすることは無理っす。それだけは言える。継続的に数を減らすことを目標にするほうが最も有効的だと思う。

このようにマレーシアはとっても楽しい行政の取り組みが多く組み込まれている。今回のプレコに限らず、人々の心をくすぐるようなプランが多く用意されている。報酬を受け取れる、受け取れないという問題以前に、楽しく人々が生きれるようになっている。

よし。そしたらどうやったら50,000RMを俺一人で独り占めできるかというプランを頭の中で構築してみようかな、、、!

まぁ無理だろうけどね、、、笑

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