ドリアンは高い!賢い買い方はコレ!

マレーシアの食べ物

ドリアンの臭い匂いを消す方法という記事を先日書いた。今日はドリアンのおすすめ購入方法をお教えしましょう〜〜。

ドリアンは高い!マレーシアを初めて訪れた方はそう思うだろう。確かにそうだ。安くはない。だがそれは観光地でドリアンを見かけた場合である。僕(FUMI)から言わせるとドリアンは決して高いモノではない。買い方を間違えなければ。それを今日は共有したいと思う!そしてどうやれば本当に楽しく美味しく飽きることなく、なおかつ幻滅せずにドリアンを食べられるかという超現地流の方法をお教えしたいです〜。

マレーシアはドリアン王国。どう考えても世界一美味しいドリアンを生産しているのはマレーシアである。これは決して僕が長い間マレーシアに住んでいるからでもなんでもなく、マジで事実である。マレーシアの現地の方々からすると、タイランドのドリアンは甘いだけでダメとのこと。僕もそれには激しく賛同。笑

ドリアンは史上最強の果物。果物というよりも、人類が口に入れるモノの中で最も最強なブツ。

が、、、その代わりマレーシアではドリアンの品種改良も盛んでありどんどん新しいブランドドリアンが生産されている。みなさんがおそらく知っているであろうドリアン種は

・猫山王(Musang King)
・Udang Merah
・D24
・Blak Thorn
・XO


とかであろう。どれもブランドドリアンでとても高い。

そこでマレーシアに30年以上出入りしている僕が最強のドリアンの損しない買い方をお教えしたいと思います〜!

ドリアンは購入する時にかなりの経験とコツが求められる。

まず最初に。観光地、たとえば最強の屋台街Jalan Alorとかクアラルンプールのど真ん中の繁華街とかで売られているドリアンはほぼほぼ9割型が上記の青文字で記したブランドドリアンである。ブランドドリアンというのは品種改良を重ねて最高の美味しさに開発されたドリアンのことである。つまり日本の葡萄で例えるとシャインマスカットのような感じである。そして繁華街ではこれでもかってくらいボったくっている。そりゃあ放っておいても観光客がアリンコのように次から次えと湧いて来るので、努力することなくボッタクリの値段でホイホイと引っかかるのだから仕方がない。例えるならば日本国の意味のわからない「車検」という100%詐欺で天下り事業者に甘い汁だけを与える真っ黒な法律に国民の誰もが疑問を抱かずに毎年毎年来てくれるのと同じようなモンである。笑 いいかげん目を覚ませ、日●人よ。車検なんてなくてもマレーシアではみんなちゃんと自分で車整備してるヨ。ニッ●ンという国に骨の髄まで騙されてていいのかオイ。税金の9割無駄に使われてんぞオイ。

まぁそれはよいとして・・・。下の写真をみてほしい。これは超観光地、China Townで売られていたドリアンだが、、キロ50RMする。これは何を意味するかというと、トゲトゲのドリアンを丸々1個ハカリに乗せて、それがたとえば2キロだったとすると、50RM x 2キロ=100RM である。100RMといえば大体3300円くらいである。僕から言わせると頭がおかしい値段である。下手するとキロ70RMとかでぼったくっている店舗も沢山ある。

ちなみに僕が初めてマレーシアに住み始めた30年前は、ドリアンはキロ単価での販売ではなかった。大体の大きさで1個いくら、という感じのテキトーな売り方。もちろん値段も高くても20RMくらいで平気で変えた。時代の流れである・・・。1キロ〜2キロのノーブランドのどりあんであれば1個3〜5RMのドリアンなどがたくさんあった時代である。一体いつから殻を含めたキロ売りをするようになったのか、、、。いい加減にしてほしいと思う。笑

さて、それでは早速賢い買い方を教えよう。まず下記の写真と上記の写真を見比べてほしい。

キロ8RM。Kampung(現地の)、さらにはAsli(ドリアンファームではない、森の中に自然に生えているドリアン)である。

キロ8RM。先ほどのチャイナタウンで売られていたドリアンの実に1/6の値段である。写真に写っている個体が大体1個2キロくらいであるから、だいたい16RM(500円前後)で1個購入可能である。(もちろん買う時にガンガンディスウントするからもっと安くなるはず)僕だったら2キロで12RMにしろと相手が折れるまで交渉する。

Kampungとはマレー語で田舎とか村という意味の単語。ドリアン業界では主にブランドものではないドリアンのことを指す。そしてAsliとは、ドリアンファーム(ドリアンを管理して育てている場所)ではなく、森やジャングルの中に自然に生えている野生種ドリアンという意味である。

つまりノーブランドであり、自然の森からチョコっと採取してきたドリアンでっせ!という意味である。

ちなみにこれはどこで写真を撮ったかというと、クアラルンプール市内ではあるが繁華街から遠く離れた場所である。もちろん外国人なんて一人もいないエリアであるが、僕はそんな場所に日々突っ込んでいくので僕のスタンダードからするとこれが当たり前である。ドリアンのハイシーズンになるとキロ6RMで売られたりする。もちろん値引き交渉前の価格で。つまり10分の1程度の価格である。

僕の家ではお客さんが来るとドリアンを振る舞う。そしてドリアンを初めて食べるお客さんだと、写真のようにタネにまだ果肉が残ったまま放置されるのでいい加減頭にくるが、そこはウチの11歳の娘が激しく空気を読まずに客を怒鳴る。「ちゃんとタネを最後までしゃぶって!」と。ナイス娘!

さて、それでは買う時のコツをお教えしよう。

・道端で売ってる安いトラックとかバイクの行商を探す。どこの青果市場でも近くには必ず何人かいる。
・Durian Kampungを買う。ブランドドリアンは買わない。
・できればAsli(野生のドリアン)を買う
・大きな個体は買わずに、小さな個体を多くかう。たとえば小さな個体を3つ買うなど。小さな個体とは最大でも1個1キロ程度以下である。
・必ずディスカウントする。最低でも20%引きにさせる。ダメならば、小さなドリアンを無料でつけろ!と言ってみる。大抵の場合は無料で小さな個体をオマケでくれる。
・買う前にナタでドリアンを一部分だけ切ってもらい、味を確かめる。
・果肉が繊維質だったり固かったり甘くなかったりしたら、ソッコーでそれを突き返す。もちろん売り手側もダメなドリアンは一発で見分けられるから、OKなドリアンが出るまでナタで試し食いさせてくれるのでご安心を。
・トゲトゲのまま袋に入れて持ち帰っても良いが、自宅でナタ等でドリアンをぶった斬る自信のない方は、透明のタッパーにその場で果肉だけ切り分けて入れてもらうのもOK。
・日本から観光で来ている方々は、ホテルは大抵ドリアンやマンゴスチンの持ち込みが禁止なので、持ち帰るのはNGの場合が多い。その場合はその場で食べてしまおう。(大抵の売り手はプラスチックのテーブルで食べさせてくれる。小さなミネラルウォーターを無料でくれるベンダーも多い)
・強い酒と一緒に食べてはならない。大量の酒と大量のドリアンを同時に食べると●ぬ。毎年のようにニュースで外国人が●亡するニュースが流れる。お腹の中で発酵して胃が膨れて●ぬので注意。ドリアンを食べる時には酒はやめといた方が良い。
・指に匂いがつくと丸一日は匂いが取れないので、それがイヤな人はビニール手袋で食べよう。が、都会から離れれば離れるほど、ビニール手袋など置いていない店がほとんどである。が・・・、正直に言っておこう。匂いぐらい我慢できないでどうやってこの世の中で生き抜いていくのか考え直したほうが良い。もっと図々しく生きたほうが良い。

ちなみに最後になってしまうが、Kampungドリアンがブランドドリアンと比べてどんな味なのか?という話である。

正直に言っておこう。どちらもそんなに変わらない。確かにブランドドリアンは美味しい。が、ブランドドリアンが全部美味しいと思っていたら大間違いである。なんせドリアンは個体差が激しい果物。ブランドドリアンだって一個一個全然味が違う。まるべ別物のように味が違う。そしてKampungのドリアンも全然美味しい。マジで美味しい。一度その旨さを知ると、ブランドドリアンなど買いたくなくなってしまうほど美味しい。深みのある味。

だから小さな個体を数個購入したほうが楽しいし、なんせ味の個体差がある分楽しめるということだ。これだけは間違いない。多くのドリアンを食べたほうが本当のドリアンの本質を知ることができてとっても楽しいのである!!30年ドリアンを食べてきたのでこれだけは誓える。

ということでみなさんもマレーシアに来たらなんとか自分の足で、いや、情報網を使って安くてウマいドリアンを探してみよう!

あ、、、ちなみに一つだけ教えとくけど、ドリアン売りの行商の方々は1箇所にとどまることがないから、1週間でどっか他の場所に行ったりするので、Googleで探しても意味ないヨ。自分の足で下手な鉄砲を打ち続けるしか方法がないのは最後に書いておきますね、、、。www

だから現地のお友達を作って、レッツドリアンじゃ〜〜〜!!!
え?現地人のお友達の作り方がわからない、、、??? それは自分でなんとかしてください。ww

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