マレーシアのナシ・レマッ（Nasi Lemak）は必ずと言って良いほど旅行ガイドブックのトップページを飾るであろう国民的朝ごはんの代表格である。Nasiは米、Lemakは油っぽいという意味である。なぜ油っぽいご飯かというと、ご飯を炊くときにココナッツミルクを水に解いてから炊飯するからである。ココナッツには油分が含まれているのでそれが語源となってる。そしてサンバル（激辛チリソース）や卵、小魚やピーナッツが必ずお供としてついてくる最強の朝ごはんなのである！朝からもうヒーヒー言いながら辛さで目を覚ます！という感覚である。
え？油っぽいご飯？マジか！と思われるだろうが、大丈夫。決して油っぽさなんか感じはしない。笑
そして決してココナッツの香りもそんなにしない。日本人でココナッツが苦手な方々は多くいるが、ほぼほぼココナッツの香りすらしないのでご安心を！
今日はそんなナシレマの注文方法をお教えしよう。
まず初心者向けの注文の仕方。
「Nasi lemak, normal」と伝えよう。このnormalとは何を意味するかと言うと基本のナシレマセットで、何も他につけないで欲しい。という意味である。基本とは何かというと・・・
・白米
・サンバル（チリソース）
・卵（茹で卵が主流だが、目玉焼きの場合もある）
・煮干しっぽいカリカリ小魚
・薄皮付きピーナッツ
・きゅうりのスライス
これらが基本のセット、つまりnormalの中身である。マレーシア全国共通でこれらが一つのお皿に乗っかってくる。
ちなみにマレー語しか通じないレストランはたくさんあるが、そんな時はマレー語で
Nasi lemak biasa (ナシ・レマッ・ビアサ)
と注文しよう。まぁ・・・マレー語を話すと追随してマレー語で何か質問される恐れがあるが、そんな時はテキトウに人間力で身振り手振りでなんとかしましょ〜。Google Translateもあるので、、笑
ナシレマの価格だが、現地の屋外レストランやカフェ、そしてママッと呼ばれるカフェ的レストランにおいては高くとも3RMで食べられる。僕（FUMI）が行くカフェでは2.5RMとか、テイクアウトだと2RMである。1.5RMってのもよくある。
3RMを超えるとそれはお高いレストランになってしまう。笑
ちなみに基本セット以外だと、鳥の唐揚げや牛肉の煮込んだモノなどをつけることもできる。
たとえばこんな具合だ
・Nasi lemak ayam goreng (アヤム・ゴレン、鳥の唐揚げ）
・Nasi lemak rendang ayam（ルンダン・アヤム、鳥の煮込み）
・Nasi lemak rendang daging（ルンダン・ダギン、牛の煮込み）
このように、朝からガッッツリ食べたい方々は上記のようにオーダーすれば大丈夫。ちなみに上記の写真は鳥の唐揚げがついている。
が、旅行者に一つだけ忠告しておこう。マレーシアは食べ物天国。行く場所行く場所で目に飛び込んでくるウマそうな料理の数々。僕のおススメは1食集中型ではなく違う種類の料理を数多くテイスティングする感じが良いと思う。だから朝から鳥の唐揚げとか牛肉とかを食べるよりも、昼、夜、間食、夜食のように少量をちょっとずつ食べる方が色々楽しめて良いと思う！
ナシレマ、是非みなさんもトライしてみてね〜〜。
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